色相環上の難色 “Colorzzle”
赤と青を足すと紫になる。
赤と青と紫を足すと白になる。
トレーラーが見つからなかったため画像に差し替え。
色をモチーフとした位置交換式のパズルである。
色枠のパネルは隣接する色パネルに応じて加法混色が行われ、枠の色と一致する結果ならば色に応じた花が咲く。例えば赤と緑のパネルが隣接すると黄になり、黄と緑のパネルが隣接すると黄緑になる。
位置交換式でありながらフリースペースとして使える隙間が多数存在するため、基本的には非常に簡単である。ただし素の状態のパズルが遊べるのは序盤のみで、ギミックが追加されるにつれこのパズルは位置交換式のパズルから配線パズルへと趣向が変わっていく。
これは最も頻出するギミックである直線上に発射される色のレーザーの影響であり、これと関連するギミックの存在もあり、最終的には隣接をどう作るかよりも、色の流れをどう作るかを考えることにシフトしていく。
ただしそれでも依然として簡単なままで、実際全200問に対し所要時間は約2時間と、つまり1問に1分とかからず解くことができた程度には易しい。
かといってそれほど気持ちよく解けた実感はなく、プレイ中に感じていたのは早く終わってほしいという冷めた気持ちだった。手応えがなく単調なだけならばつまらないの一言で済むのだが、それ以上に苦痛だったということだ。
いっそパズルであることを忘れて、パッと咲く花を眺めるだけのゲームとして諦めた方がずっとマシだった。
こう感じた理由は主に色の混合のルールのわかりにくさにある。
色を足した結果が何色になるかは正解するまでわからないので、そもそも加色なのか減色なのかすらもわかりにくい。マヌケは赤と緑を混ぜて黄を作る発想に至るまでに結構な時間を要した。
しかも色数が原色3に中間色の3、それら6色のさらに中間色6の計12色とただでさえ多いくせ、そもそもそれだけの色が登場するのだということすらも説明されないので、それを自力で理解するまでは色の和が合わないことに悩まされ、似た色合いの別の色を判別できずに悩まされる。
この作品は色をモチーフにしているにもかかわらず、信じられないことに色覚異常に配慮したオプションが存在しないのだが、そもそも正常色覚でも判別が難しいので、少しでもルールをわかりやすくしようとする気はなかったらしい。
その上、さらに加色の演算のルールが公理から外れていることがこのパズルをよりややこしいものにしていた。
隣接は最大4あるにもかかわらず独立した3色以上の加色は一律で白になり、さらには一定以上の加色を切り捨てるため、ある色に対し違う色を足しても結果が同じ色になるということが起こりうる。要はA ≠ BでもA + C = B + Cが成立するケースがあるということだ。
これらのわかりにくさが積み上がり絡み合うことで、干渉を避けながら目的の色を作るパズルから一転して、勝手に出来上がった色に対して後から納得するしかないという、ただ困惑するだけのよくわからないパズルになっていたのだろう。
Colorzzle is an easy and relaxing puzzle game. When you match the colors, the trees grow and flowers bloom. Grow up every plants to clear the stage. You can start easily, but it will become more and more difficult as you proceed.
そもそも自称easy and relaxing puzzle game
なのに、it will become more and more difficult as you proceed
なんて記載してしまってる時点で自己矛盾を起こした芯のない作品だと気づくべきだったか。