色彩の調和、ゲームの調和 “har•mo•ny 3”
それっぽいBGMを流して適当なグラデーションで塗り潰すだけで癒しになるなら、誰も苦労はしない。
上下でグラデーションが完成するようにパネルを入れ替えていくパズル。各パネルには残り交換回数が設定されていて、これが0になるタイミングで所定のラインに嵌まるようにしなければならない。
1回の交換で互いのパネルの残り交換回数を1消費するので、色だけ揃えても残り回数が合わなければクリアとならない。つまりこのパズルには偶奇性がある。
その性質上、盤面のサイズにもよるものの交換回数が2、3あたりでまとまった問題が筋道を狭められるため一番難しくなり、そこから交換回数が増えれば増えるほど簡単になっていく。
しかしながら、このパズルは進行度に対して交換回数も比例して増えていくという雑な作りなので、結果的に中盤が一番難しく、終盤は作業ゲーと化す。
この作品にタイトルに即した調和は全くなかった。
タイトルの通りこの作品は3作目だが、おそらく前2作も同様なのではないだろうか。